2021年1月~3月の活動

コロナウイルス流行にともなう2021年1月~3月の活動に関して

会長  荻野隆義 

幹事長 喜々津和夫

5月22日付けの校友会からの稲門会活動の自粛要請の通達を受け、年末までの活動自粛をお願いしてきましたが、この度2021年1月以降の活動に関する指針が示されました。そこで練馬稲門会でもこの指針を遵守しながら段階的に活動を再開することに致します。

1.インターネット機能(オンライン)やメール・郵送・電話などが利用できる会議・打合せ等は、これら手段を用いてください。

2.国や各自治体からの指針を遵守し、充分に注意していただきながら活動を実施してください。この場合、たとえ少人数であっても、三密(密閉・密集・密接)を避ける工夫やマスク着用・消毒・検温などの感染対策は徹底して行ってください。

3.感染対策の徹底が不可能な活動は3月末まで自粛してください。

4.飲食が伴う活動では特に注意をしてください。三密の中で集まっての飲食やビュッフェ形式・大皿料理形式は感染リスクが高まることから避けていただくとともに、参加人数を絞る、食事中はソーシャルディスタンスを充分にとって会話を控えるなどの感染防止策を心掛けてください。

校友会会長(総長)・代表幹事(理事)の連名で、年度内(来年1月~3月)の方針が校友会ホームページに掲載されていますでご確認ください。

http://www.wasedaalumni.jp/news/201013.html

未来塾

石神井公園で総合内科「いしざき内科」の石崎淳朗先生(当会の賛助会員)に未来塾の講演を今年春にお願いしていましたが、このコロナ状況の中講演会開催は難しくなりました。代わりに講演内容を添付に記載いただきましたので皆様にお届けします。内容は・医療情報を楽しく聞けるようになるためのいくつかの豆知識。・現在の新型コロナウイルス感染症騒動で特に注目されていることですがデジタルデバイドについてです。皆様の参考になれば幸いです。

未来塾・・・・練馬稲門会の皆様へ

賛助会員 石崎淳朗

新型コロナウイルス感染症の騒動が起きてしまい、ずっと長らく延期となっており、医師である私の回がなかなか始まらない事で御迷惑をお掛けしているようですので、文面にてお話しさせていただきます。

 話しの内容は大きく分けて2点です。ひとつは医療情報を楽しく聞けるようになるためのいくつかの豆知識。もうひとつは現在の新型コロナウイルス感染症騒動で特に注目されていることですがデジタルデバイドについてです。

  • 皆さんはTVや新聞等で、病院と言ったり医療機関と言ったり、様々な用語が飛び交っているのにお気づきですか?そしてその区別がついていますか?これが判るようになると、とてもすっきりと医療情報を理解できます。入院ベッドがあることを有床(ゆうしょう)と呼び、ないものを無床(むしょう)と言います。まずこれを覚えてください。町のクリニックはたいていは無床です。しかしクリニックは正式用語ではないことはペットクリニックなどの言葉があることからお分かりでしょう。正しくは診療所と呼びます。法令上、正式には診療所と病院という二つしか区別がありません。ベッド数がゼロから19床以下のものを診療所、20床以上のものを病院と呼びます。診療所でも30年前までは入院ベッドがある所が結構多かったですが、それは有床(ベッドを持つという意味)診療所と言います。今はほとんどが無床診療所です。それでは病院と診療所を合わせて何というかというと、医療機関と呼びます。ニュースを聞いているとたいていは医療機関と呼んでいます。医院とは何を指すのでしょうか?特に決まりはないため診療所でも病院でも医院と名乗る事ができます。順天堂医院というと大学病院ですが、あんなに大きくても医院です。町にはたくさんの医院と名乗った診療所がありますが、どちらでも名乗る事は自由です。それではクリニックは?これも医院と同じで、通称に属する呼び方で診療所であることがほとんどですが、規模を拡大して大病院になっているのに歴史を尊重して「~クリニック」と名乗ったままの病院もあります。かかりつけ医はどうでしょうか?これも特に決まりはありません。地域に根差して患者さんの日常的な健康管理に努めている医療機関をそう呼びます。通常は、診療所がその役割を担っていることが多いです。普段はかかりつけ医にかかり、かかりつけ医では治せないような病気等があったりする場合には病院に送ってもらう事になります。その際に書いてもらうのは紹介状です。これとイコールなのが診療情報提供書です。紹介状には「宜しく頼む」とだけ書いて渡す訳ではなく、患者さんの病状を書いてなぜ病院で詳しく診てもらいたいかが記載されています。医者と医者が話しをする手段が紹介状だと思ってください。
  • デジタルデバイドとは、高齢者と呼ばれる年齢に差し掛かるとかなり頭の痛い方も多いのではないでしょうか?デジタルデバイドとは、情報格差とも言い、コンピュータやインターネットなどの情報技術(IT:Information Technology)を利用したり使いこなしたりできる人と、そうでない人の間に生じる、貧富や機会、社会的地位などの格差。個人や集団の間に生じる格差と、地域間や国家間で生じる格差があるとされています。あえて今、これを取り上げる事にしたのは、新型コロナウイルス感染症の情報はTVや新聞といった従来型の情報提供手段では適切に届られているとは言えない状況が起きてきているからです。この際に信頼できる情報を提供しているのはインターネット上の様々なツールです。これらなくしては現在は安心して日常生活を送れない場合もあります。ですから、デジタルデバイドを乗り越える事は現在を生き抜く重要なポイントです。ラインやフェイスブックなどもありますが、皆様に特にお勧めしたいのはトランプ大統領が日常的に頻用して自分で発信していることで有名になったツイッターです。匿名で名前や身分を明かすことなく利用できますので、多少失敗したとしても許される点が敷居が低くて初心者に入り込みやすいと言えます。スマホやパソコン、タブレットを使うことで利用可能となるので、機械音痴を自称する人としてはなかなか難しいと感じられるかもしれませんが、見ているだけでも良いですし、少し慣れてくると検索の技術が身に付き、それを使うと自分の興味に会った分野で会った事もない人々と対等に話し合う事ができますので、技術の向上を実感することができることから一番のおすすめです。自分で発信するように心掛けていくと趣味の仲間もどんどん出来て来て日常生活が大変に充実してきます。新型コロナウイルス感染症の騒動は次第に沈静化していくとは思われますが、明日明後日、来月、来年、あるいは今をどのように過ごしていくか、この騒動がどうなっていくかを考えるうえで、重要な情報を得ることができます。一番のメリットは新聞やTVなどに大きく振り回されることがなくなるという点です。新聞・TVの報道は一方的であなたの疑問に答えてはくれませんが、ツイッターの世界のひとびとは多くの疑問に答えてくれます。皆さんは練馬区の中でも特に地域のエリートとして中心的な存在のはずです。どうかTV・新聞等に振り回された不安や恐怖の毎日から解放されて、隣人・他者の世話を見てあげられる信頼される存在として生き延びていただきたいと思い、この際デジタルデバイドを克服することを御提案申し上げました。

第15回ニューイヤーコンサート順延のお知らせ

練馬稲門会会員のみなさまへ

節目となります第15回ニューイヤーコンサートにつきましても2021年1月の開催に向けて準備を進めてまいりました。しかしながら新型コロナウイルスの影響が依然甚大で、かつご高齢の方々のご来場が多いことを考慮し、誠に残念ですが2022年1月15日(土)に1年延期をさせていただくことになりました。会員の皆様には何卒ご理解を賜わりますようお願い申し上げますと共に、今後ともニューイヤーコンサートへのご支援を宜しくお願い申し上げます。

当会が毎年新春に開催しております「早稲田大学交響楽団~ニューイヤーコンサート」は、会員の皆様のお蔭で多くの方々にご参加いただき年々活況を呈してまいりました。

尚、今年1月に開催されたコンサートの売上金から20万円を「練馬区みどりを育む基金」に寄付させていただきました。この寄付金は「四季の香ローズガーデン」の拡張整備に活用され、来年5月にオープニングセレモニーが実施されます。その際、当ガーデンでワセオケの弦楽四重奏の屋外演奏会(無料)が行われる予定です。詳細が決まりましたら改めてご案内をさせていただきます。

ニューイヤーコンサート推進チームリーダー 田辺 攻

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