実施日)令和7年9月27日(土)
天候)曇り
参加者) 五十嵐 敏子・内池 久幸・加藤 正彦・喜々津 和夫・小林 浩一
瀬川 健治・藤井 哲夫 (リーダー)尾崎 秀夫
コース) 7:20小田急線秦野駅⇒8:40ヤビツ峠登山口⇒10:20二ノ塔⇒10:55
三ノ塔⇒11:40烏尾山荘(昼食20分)⇒13:20新大日⇒14:15塔の岳山頂⇒
15:10花立山荘⇒17:10見晴茶屋⇒18:00大倉バス停⇒18:23小田急線渋沢駅
実質歩行時間:約8時間30分 歩行距離:約14.1㎞ 標高差▲1332.9m▼1809m
山行記録)参加者8名全員、定刻までには秦野駅前バス乗り場に並んだが、とにかく
長蛇の列。後尾に並んだ数名は増発された臨時バスにも乗れず次の便となった。
シーズンの土曜日とあって、まあ致し方なし。
ヤビツ峠での準備体操後、登山口より表尾根への登攀開始、


のっけから胸衝く木の階段をひたすら登る。急登しばし、二ノ塔に至って前日の事情により1名が自主判断により下山を選択。まだ戻りの行程は比較的短く、ご本人の本来の力量を考えれば懸念無しとして単独下山になり、総員7名となる。


引き続き三ノ塔に至り、広い山頂からの展望が開けたが、あいにくの曇天で眼前の富士の姿を望むことはできなかった。

眼下に望む烏尾小屋を目指し、下りまた登り、快適な小屋裏の広場で昼食とする。
昼食後の行程、行者ケ岳から新大日の間が今回のハイライトのひとつ。


ほぼ垂直の岩場を鎖をつたって下降するのはそれなりのスリルがあるが、その間
時折、視界が開け、相模湾から真鶴半島方面を望む絶景ポイントも楽しめた。



新大日を過ぎてしばし、最後の登りを経ていよいよ塔ノ岳の広い山頂に飛び出す。

これまでの表尾根全体を通じて、実にUp&Downの繰り返しだが、変化には富んでいて面白い。
山頂は、塔ノ岳を目指してきた人、ここから更に蛭ケ岳や西丹沢への縦走を目指す人などが行き交うところで、多くの登山者の姿が見受けられた。
まだ夏のような9月の午後遅くでもあり、雲多めの展望は今一つであったが、
練馬稲門会山歩き会の旗を掲げての記念撮影で大満足。
ここから今回最後のハイライト、大倉尾根の階段下りに入る。
木の階段も新しい、とても歩きやすいものから、昔ながらの膝泣かせ棒杭並べ、


一部は石だらけのガレ場、など様々なるも、とにかくだらだら延々と続く下りの長丁場、通称「バカ尾根」の由来がよくわかる。途中、所々で午前中歩き通した表尾根の稜線とピークを左方向に垣間見られるのが気晴らしともなった。
見晴茶屋を過ぎる頃には暗くなり始め、傾斜も緩くなって、里に下り、大倉バス停に辿りついた頃には日は既にとっぷりと暮れていたが、絶妙のタイミングでバスに間に合い、無事、渋沢駅に降り立った。渋沢で1名が直帰、残り6名で駅前の中華料理店で簡単な打ち上げを行った。
今回のパーティーは丹沢が我が庭のような方から、全くの初めてと言う方達も含め
バラエティーに富んでいたが、事故も無く、余裕を見て行動し、全員それぞれに楽しめた山行であったかと思います。
以上
文:尾崎 秀夫 写真:加藤正彦

