7月例会報告

【開催日時】
7月5日(木)18:00~19:40

【開催場所】
練馬区立区民・産業プラザ(ココネリ) 3Fホール

【出席者】
18名 司会:渡部一俊企画グループリーダー

【石村会長挨拶】
日光の山行に参加した。気持ちのいい天気だった。
サッカーの西野監督は早稲田出身。私もサッカーをやっていた。今回のワールドカップはIT技術を駆使している。ビデオ判定でより正確な判断を行っている。相手選手の分析にも活用するなど近代化してきた。山歩きもモバイルを使うようになった。昨年の山の遭難の総括が出た。1番多いのは道迷いだった。IT活用と経験の両面で安全登山を目指したい。

<議題>
【報告事項】
1)第107回山行「日光霧降高原丸山天空回廊(1,582m)」6月30日(土)五十嵐L
12名が参加した。時間短縮のため車中集合にしたが、ほとんどの人が赤羽駅で顔合わせをした。今年はいつもより早い梅雨明けで、当日も晴天に恵まれた。ニッコウキスゲの群生が見ごろの時で、上に登るにしたがって素晴らしい眺めだった。天空回廊1445段の半分は散策路にしたので、全員展望台まで登り、下りも各々のペースで無理のない山行を楽しめた。

2)第108回山行「赤岳(2、899m)」7月29(日)~31(火) (雨天決行)関口L
BIG SUMMER CAMPとして2泊3日の企画です。中央線、中央高速道で甲府を過ぎるあたりから、目に焼き付くほど峻険な八ヶ岳連峰。東京から一番近い北アルプス的要素、原生林、岩壁、岩稜、林床・高山の花々、山岳展望など魅力いっぱいの山域です。その主峰赤岳と阿弥陀岳に登ります。
参加希望者による事前打合せ(携行品詳細説明、JR切符配布、シュリンゲ(女性120cm、男性150cm)装着練習)を7月8日(日)18時にココネリ3F研修室2で行います。
申し込みは6月20日(水)に締め切った。20名の参加予定。申込み期限後の変更については、関口Lに直接連絡のこと。
今回、崎野さんの友人の金さんが参加されるが、近さんは何回も山に登っていることを確認したことの報告が関口Lよりあった。

3) 第109回山行「大野山(723m)」8月22日(水) 瀬川L
大野山は、丹沢山塊の南西部の代表的な山です。「関東の富士見100景」に選定されており山頂から富士山、箱根山、丹沢山地、足柄平野などを見渡せます。歩行時間4時間と夏場の軽やかな日帰り山行として計画しました。参加希望者は8月15日までに、瀬川Lまたはホームページ「山歩き会出欠表」に。
申込み期限後の変更は、瀬川Lに直接連絡のこと。

4) 練馬稲門会設立40周年記念行事への参加について
7月15日の行事に山歩き会としても参加します。サークル展示が13時からなので、11時会場に集合し展示のセッティングを行います。都合のつく会員の協力をお願いします。展示は、会員の皆さんの手作り作品、関口さん用意の写真、会にちなんだクイズ問題、100回記念冊子、入会勧誘チラシ等を計画しています。

【審議事項】
1)入会希望者について
入会を希望しておられた以下の方について審議の結果、入会が承認された。
○ 瀬川 惠さん
○ 加藤厚夫さん

2)第112回山行「倉岳山(990m)」11月17日(土)(雨天順延 11月18日(日) 木村L
中央本線の車窓から眺められる倉岳山は桂川、秋山川に挟まれ山塊の中ではもっとも高くなかなかダンディな山です。扇山や権現山、南方の道志、丹沢にかけての展望が素晴らしく登山道もしっかりしているので静かな山好きを楽しむことができます。参加希望者は、平成30年11月10日までに、木村L又はホームページ「山歩き会出欠表」に。申込み期限後の変更は、木村Lに直接連絡のこと。
本件に関する企画は承認された。

3)第110回以降の山行計画(第112回を除く)について
1.第110回山行「那須岳(茶臼岳、朝日岳)」9月30日(土) 桐谷L/神崎SL
資料7-1に基づき、桐谷Lより山行計画の説明があり、本件は承認された。
2.第111回山行「検討中です」10月13日(土) 神崎L
3.第113回山行「忘年山行として検討中です」12月9日(日)~10日(月) 渡部企画GL、女性会員有志

【その他】
1)会費の件 石村会長
準備の充実を図るため下見をしっかりやって行こうということを話している。参加者数が増える中、経験の少ない人、年齢差などを考慮して計画を立てる必要があり、このためには下見も必要な時もある。下見にかかった費用は、下見をした人の負担になっていた。下見の恩恵を受ける人に負担をしてほしいと思っている。
そこで、”年会費(今まで通り)と山行会費(1回500円、下見用経費)で運用していく。山行会費は、下見の補填用とし、かかった費用(交通費)の半額(対象は1人)、上限は8,000円として支払う。ビジター参加者は保険料を含め1,000円をいただく。”ことの説明があり、了解された。
会則に、会費の項目があり、変更する必要があるが、総会に掛ける必要があり、この例会で審議していただいたことで、試行していくことになった。7月の八ヶ岳から適用する。8月に本件に関する資料を出す。

[安全山行に関する意見交換] 
1)登山の安全と健康シンポジウム(6月28日)紹介 石村会長
150人位参加していた。当会から他に五十嵐さんも参加した。シンポジウムの出演者3名の方から話された内容の要点は以下の通り。
荻田泰永氏(北極冒険家)
・成功の可否は準備で8割が決まる。プロでもしっかり準備する。特に装備の軽量化が大事。それは歯ブラシの柄まで短くするレベル。準備をしっかりすれば、年をとっても楽しめる。
大城和恵氏(国際山岳医)
・山から戻った時にきちんと社会復帰するというのが目標だ。
太田昭彦氏(山岳ガイド)
・夏山は脱水予防が一番大事。脱水症状の人は登る前から脱水状態の人がほとんど。標高が高くなると血圧も高くなる。年よりは半日仕事くらいで終えること。コースタイムの1.5倍のペースでいい。
五十嵐さんから、脱水症状を防止するため前日からしっかり水を飲んでおく、安全山行はないのでひとつひとつ積み重ねコントロールすることが必要との補足があった。
関口さんからは、シンポジウムの報告を容認するコメントがあった。

2)2017年の山岳遭難についての紹介(新聞記事より)石村会長
昨年全国の山で遭難したのは、3,111人(2,583件)。内、年齢では、遭難者は60歳以上が51.0%、死者・行方不明者は60歳以上が64.7%。原因としては道迷いが40.2%、滑落・転落・転倒が35.1%。(単独登山:遭難事故全体の1/3、死者・行方不明者全体の6割)
会長からは、体力を過信せず無理の無い計画を立てることとのコメントがあった。

【配付資料】
資料7-1 第110回山行 紅葉と眺望の那須連峰「茶臼岳と朝日岳)」
資料7-2 第112回山行「倉岳山(990m)」

◎ 山行計画や山行報告については、練馬稲門会ホームページに掲載しております。
ご確認ください。

◎ 8月例会は、8月2日(木)18:00よりココネリ3Fにて開催いたします。
多くの会員の皆様のお越しをお待ちしております。
(報告者:総務グループリーダー内池)