2018年8月例会報告

【開催日時】
8月2日(木) 18:00~19:00

【開催場所】
練馬区立区民・産業プラザ(ココネリ)3F多目的室

【出席者】
17名 司会:渡部一俊企画グループリーダー

【石村会長挨拶】
7月中はいつまでも暑い日が続いたが、今月も暑い日が続いているので熱中症など注意してください。
7月15日練馬稲門会発足40周年で、サークルの活動を説明する事に参加したが、ポスターは皆さん趣向を凝らして作って頂き有り難うございました。一番のハイライトは、DVDを放映して活動ぶりを見ていただけたことです。荻野さんからも感謝の言葉がありました。
おととい夏山山行から帰ってきたが、行くときには台風も来ており、1日目は雨で大変な目に遭った。一部体調を崩した方が居られ心配したが、桐谷さん他の介抱により回復した。全員無事に帰ってこられたが、大きな課題があったかと思う。20名の人数が適切であったか、参加する人の資格(たとえば高い山の経験が直近であるなど)は適切だったかなど。誰でも参加できる山ではないと思う。時間を大幅に崩していくのは好ましくない。他の人への迷惑にもなる。連絡体制として、今回は小松さんに連絡責任者になってもらったが、連絡をいただき着信しているものの会話が出来なかった。どのように連絡を取ったら良いのか、確立できていない。体調を崩した人がもっと悪くなったら、どう救助したら良いのかなど。関口さんのおかげで行ってこられたが、反省についてまとめていく必要がある。携帯の通じないことはこれまでもあったが、今回は困った。高い山を誰でも連れて行くことは出来ない事を全員で確認したい。この後議論してほしい。

<議題>
【報告事項】
1)第108回山行「赤岳(2、899m)」7月29(日)~31(火) 関口L
20名が参加した。八ヶ岳の主峰赤岳と阿弥陀岳を目指した。初日は雨の中の山行となったが、2日目、3日目は天気に恵まれた。時間の都合上、阿弥陀岳には2人のみの登頂となったが、赤岳には、行者小屋に残った2名を除き全員が登頂した。今回の山行の収穫と課題を整理することにしている。喜々津SLからは、山行が良かったこと、富士山が形良く見えたことが報告された。また、Mさんから、一番迷惑をかけたこと、登りでTさんから色々ケアを受け、反省しているとの話が合った。

2)第109回山行「大野山(723m)」8月22日(水) 瀬川L/内池SL
大野山は、丹沢山塊の南西部の代表的な山です。「関東の富士見100景」に選定されており山頂から富士山、箱根山、丹沢山地、足柄平野などを見渡せます。歩行時間4時間と夏場の軽やかな日帰り山行として計画した。参加希望者は8月15日までに、瀬川L又はホームページ「山歩き会出欠表」に。現在希望者は15名。
申込み期限後の変更は、瀬川Lに直接連絡のこと。瀬川Lは途中合流のため、新宿集合時点で内池SLを置くことにした。

3)第110回山行「紅葉と眺望の那須連峰 茶臼岳(1,915m)と朝日岳(1,896m)
9月30日(日) (雨天決行) 桐谷L/神崎SL
紅葉と眺望が楽しめる山として有名な北関東の名山です。今回は一番ポピュラーな茶臼岳と朝日岳に登ります。ロープウェイ那須岳山頂駅からスタートします。茶臼岳頂上では朝日岳をはじめ磐梯山、日光連山、吾妻連峰など360度の眺が目に飛び込みます。岩場とクサリ場が少しあるコースです。参加希望者は8月31日までに、桐谷富美子L又はホームページ「山歩き会出欠表」に。最大25名、満員になり次第締め切ります。早めに申し込みください。現在参加希望者は21名。申込み期限後の変更は、桐谷富美子Lに直接連絡のこと。 神崎SLを置くことにした。

4)第112回山行「倉岳山(990m)」11月17日(土)(雨天順延 11月18日(日)木村L/関美紀子SL
中央本線の車窓から眺められる倉岳山は桂川、秋山川に挟まれ山塊の中ではもっとも高くなかなかダンディな山です。扇山や権現山、南方の道志、丹沢にかけての展望が素晴らしく登山道もしっかりしているので静かな山歩きを楽しむことができます。参加希望者は、11月10日までに、木村L又はホームページ「山歩き会出欠表」に。申込み期限後の変更は、木村Lに直接連絡のこと。なお、関美紀子SLを置くことにした。

5)山行準備の充実方策について(資料1) 石村
前回例会において、重要性を増してきた下見に要した経費を補助することとし、その費用を山行参加者から山行会費として集めることについて審議し、以下の内容で議決した。
山行会費は1回500円とし、交通費の半額(上限8、000円)を補助する。またビジターは保険料を含め1,000円とする。第108回山行から適用する。
前回は口頭での説明であったため、改めて資料1を基に石村会長より説明があり、今年度試行し、来年度の総会で年会費も含め会則変更案を審議していただくことで再確認された。

1)練馬稲門会設立40周年記念行事への参加結果について
7月15日の行事に山歩き会として参加した。10名を超える会員のポスターや写真パネルを掲出した。クイズ、入会申込書は反響が薄かった。多くの会員の方々に事前準備、当日の会場設営・片付け等の御協力を頂いた。

【審議事項】
第111回山行「検討中です」10月13日(土) 神崎L
昨年度に行った弘法山のトン汁をやりたいとの声もあり検討している。 
第113回山行「忘年山行として検討中です」12月 渡部企画GL、女性会員有志
12月9日(日)~10日(月)に決定。西武線沿線の山を検討しており、宿泊所としては練馬区の保養施設である和銅鉱泉を予約した。

【その他】
・山行への参加希望者は、出来るだけホームページ「山歩き会出欠表」に入力してください。リーダーが参加者を適切に把握するため。
・今回の八ヶ岳では、小松さんを緊急連絡先としていたが、石村さんへ何回も連絡いただいていたにもかかわらず、うまくつながらなかったこともあり、連絡網については検討する必要がある。前回の例会で紹介されたように60歳以上の人の遭難が約半数を占め、死者・行方不明者が60% を越える状況が報じられており、連絡体制をどうするか検討し、来月提案したいとの話が渡部企画グループリーダーからあった。
・喜々津さんより、7月15日の練馬稲門会総会には招待者30名を含め175名の参加があったことなどが話された。
・関口夫人から、体調を崩した方は元気になったこと及び桐谷さんに中山の展望台まで連れて行ってもらい良かったとの話が合ったことが紹介された。

[安全山行に関する意見交換] 
八ヶ岳の山行での反省点などがあるが、今回は特に意見はなかった。以前小松さんより紹介された「安全登山のための山でのトラブル対処法」を添付しておくので、改めて確認してください。


《配布資料》
山行準備の充実方策について
2018年8月2日 山歩き会役員会

1.山行準備の充実の必要性
本年4月の山歩き会総会に、当会の活動総括を提出しました。(資料17-総-1) その中で、女性を中心とした会員数の増加、山行経験の少ない会員の増加、会員年齢層の拡大、平均年齢の年々上昇といった状況が顕著となっていることから、この状況に見合った山行準備を個人として、会として整えていく必要があることを確認いたしました。

そして、今年度の活動方針(資料17-総-6)で、安全最優先を再徹底することとし、そのため、コースを下見で確認するなどして、山行計画をより安全に配慮した、充実したきめ細かいものとすることとしました。

この「コースの下見」については、 当該山行リーダーが従来必要に応じて行い、下見経費については下見をしたリーダーの負担としてきました。今後、下見が常態化すること、更には、総会の場において出されました「応分の補填」すべしとのご意見なども踏まえ、役員会として検討を重ね、以下の通り成案を得ましたので、ご審議をお願いします。

2.会費の考え方
当会では、発足以来「年会費」(1,000円)のみで、山行保険料を含む全ての運営経費をまかなってきています。一方、下見などの経費は、山行リーダーの個人負担でしたが、今後はこの「下見の恩恵を直接的に受ける山行参加者」に、一定の限度内で負担していただきたいと考えます。なお、年会費でこの下見経費をまかなう余裕がないことは、総会で報告しました決算状況で明らかです。

今後の山歩き会の会費については、以下の考え方で対応して参りたいと考えます。
(1) 当会の会費を年会費と山行会費とする。
(2) 年会費を1,000円(従来どおり)とする。
(3) 山行会費を山行1回につき500円とし、下見に要した往復交通費などに充てる。経費補填の対象下見は、1山行原則1回、1人まで、補填は8,000円を限度に、下見に要した経費の半額までとする。
(4) 山行ビジター参加者については、保険料を含め、山行会費として1,000円を徴収する。

3.会費変更に伴う会則の変更
会費については、当会会則第9条に明記されており、この変更が必要となります。会則の変更は、総会において審議、議決される必要がありますが、今回は年度途中での変更となるので、例会において審議、了承いただき、今年度は「試行」として進め、来年の総会に改めて試行結果を報告して、変更案を付議することといたしたいと考えます。

会則変更案は以下の通りです。

現行会則 第9条会費
2 年会費は一律1,000円とし、主として山行保険の保険料に充てる。
練馬稲門会会員の家族又は友人で、本会の会員ではない者の山行参加については、その都度必要な保険料を徴収する。

会則変更案 第9条会費
本会を運営するため会員は、年会費及び山行会費を納入する。
2 年会費は1,000円とし、総会時に徴収し、主として山行保険料、資料作成代、通信費等に充てる。
3 山行会費は、山行の都度、山行参加者より500円を徴収し、山行の下見に要した往復交通費、入園・入場料、資料代等に充てる。下見は原則1回、1人までとし、下見者は8,000円を限度として、要した総額の半額の補填を受けるものとする。


《別添資料》
安全登山のため山でのトラブル対処法

高山病
高地における空気中の酸素が薄くなる、富士山では平地の2分の1、個人差標高2,000でも発症する
症状 頭痛、食欲不振、吐き気、疲労、めまい→放置すると手遅れ、転倒の原因となり、死に至ることもリーダーに報告し直ちに対処が必要
予防 富士山なら5合目で1~2時間高度に慣らすストレッチ、水分補給、食事、ゆっくり登る、深呼吸 治療 休養、横になる(眠ると危険)、散策、医師の処方・・・ダイアモックス剤3,500円を事前準備する
一般にバファリン等の鎮痛解熱剤、アスピリンでも緊急対処可・・・下山すれば治る

脱水症状
汗をかいて水分補給が無いと、水分と電解質が失われた状態、(単なる水不足ではない)
女性は歩行中トイレを避けて水を飲まないで我慢するが水不足となり命の危険
夏バテは隠れ脱水の一種→気付かないと命の危険
症状 足元フラツキ、意識がボーとなる、吐き気、口の渇き、痙攣、足つれ、しびれ、・頭痛、意識障害・・・・発症したら水を飲んでも吸収されず嘔吐し危険、休養 診療所に緊急連絡、点滴が最良
予防 電解質(塩)の水、スポーツドリンク、ポカリ、アクエリ、 薄着して汗をかかない工夫

低体温
雨風で衣服、靴の濡れたままだとガチガチ震え命の危険,凍死→厚着に着替え、毛布ホカロン等
安静にして、ユックリ温める。コーヒー、お茶、アルコール、煙草など絶対不可、

夏バテ
猛暑と冷房の繰り返し、体温調節機能がなくなる
症状 だるさ、食欲不振、吐き気、頭痛、めまい→命の危険
予防 早期に水分補給、ビタミンB、アミノバイタル摂取・・・・事前準備する

足攣り足攣り
大量の汗をかいて体内のミネラルのバランスが崩れた時・・・・つっている筋肉をユックリ伸ばす
ミネラル(食塩をなめる)の補給・・・(医家向け)ツムラの漢方薬芍薬甘草湯68(副作用に注意)、
三笠製薬のスミル、久光製薬のエアーサロンパス‐DX
運動不足による筋肉の衰え、寝ている時のこむらがえりなど、血行不良・・・・マッサージ
よく攣る人は糖尿病、閉塞性動脈硬化の疑い・・・・医師に相談する

疲労
アミノバイタル(早期に吸飲で回復) 筋肉痛、関節痛にはアンメルツヨコヨコ、インドメタシン塗布


人体は雷の良導体、雷が光ってから雷鳴までの秒数x340km 10秒で3,400km、
素早く窪地に伏せ落雷を避ける、高い木の下は落雷が発生し易く却って危険

熊、猿に出会ったら
熊よけの鈴を携行・・・目を見てユックリ後退する
猿は近くで目を見たらかかって来る、目を見なければ何もしない

マムシ、蜂、山蛭(丹沢には塩設置)
吸引機で毒を吸い出す→医療機関に

道迷い
人任せにせず必ず地図、コンパスを携帯、ガイドブックで予習、迷ったら元の場所に戻る
分岐では全員揃うまで必ず待つ、勝手な行動を避け、リーダーの指示に従う

転倒・転落・・浮き石に注意
下山時は最も危険、細心の注意、ムダ、ムラ、ムリを避け、充分な睡眠、休養と体調管理
年齢、体力、訓練に合った登山計画、標高1,000m以上は登山計画書の届出励行


◎ 山行計画や山行報告については、練馬稲門会ホームページに掲載しております。ご確認ください。
◎ 9月例会は、9月6日(木)18:00よりココネリ3Fにて開催いたします。
多くの会員の皆様のお越しをお待ちしております。
(報告者:総務グループリーダー内池)